GBAやGBA SPのメタルシェルを販売しているBoxyPixelという販売サイトがあるのですが、2025年末ごろからiPod Classicのメタルシェルも販売するようになり、今回はそのキットを購入して実際にiPod Classicをカスタマイズしてみたので、作業内容や注意点を記事にしてまとめていきます。
以前、既にBluetoothとType-C充電に対応したiPod Classicのカスタマイズは既にやっていますが、そちらではカスタムパーツが別のmoonlitから販売されているキットを使っています。今回の差分としては、メタルシェルにすることでより高級感と所有欲をぶち上げていくところになっています。

MKⅡ iPod Classicとは
MKⅡ iPod ClassicはBoxyPixelから販売されている、5~7世代のiPod Classicをメタルシェル化するのに加えて、Bluetooth機能や、Type-Cケーブルによる充電が可能になるカスタムパーツです。
キットの種類としては、「MAX」と「MIN」の2種類があり、それぞれ厚型と薄型の仕様となっています。私は今回「MIN」のキットを購入してカスタマイズしています。
キットの差分としては大きさですが、バッテリー容量が「MIN」だと最大2000mAh程度のものしか入らないので、後述しますがバッテリーの選定が非常に重要になってきます。またTapTicの搭載ができないので、多少重量と厚みが上がっても色々機能をもりもりにしたい方は「MAX」仕様の方をオススメします。
なお、USB Type-Cは標準状態では充電専用です。USB-C経由のデータ転送には追加の配線作業が必要で、急速充電にも対応していません。また、BoxyPixelからは、カスタム後にiPod本体のバッテリー残量表示が正常に機能しなくなる点も案内されています。
購入したパーツたち
MKⅡ MIN
前述の通り、私は今回「MIN」のキットを購入しました。
上記リンク先のパーツを一覧ですべて買っています。しかし、今回のカスタマイズではアンテナ線を使用しなかったので、アンテナ線に関しては不要だったかなと思います。また、ドナーとなる純正のiPod Classicからセンターのボタンやホイールを再利用する場合も購入する必要はないと思われます。
不安ならいったん全部買っておけばOKです。ただし、換装するiPod Classicと購入するパーツの世代を間違えないようにしてください。
iPod Classic本体

メルカリで購入。電源が付くことだけを最優先で確認して、液晶や本体の汚れに関しては結局換装するのであまり重要視していませんでした。ここでも型番がちゃんとわかるものを購入したほうが良いです。私は型番が「MC297J/A」の第7世代 (160GB薄型)の本体を購入しています。
私はキレイな純正をばらすのが勿体ないと感じたので、外観こそきれいですが、液晶に不良があるモデルをメルカリで買いました。新品の液晶も別途アリエクで購入しています。
SDカードとSDカード変換アダプター
こちらは純正のiPod ClassicのハードディスクドライブをmicroSDカードに換装する基板になります。SDカード1枚挿し型や、4枚挿せるタイプと様々な種類がありますが、MKⅡ「MIN」では、シェルとの搭載スペースの関係上この2枚挿しが基本になります。
また今回はSDカードを2枚挿せるので、128GBのSDカードも一緒に2枚買っています。
リチウムイオンバッテリー
バッテリーの選定は非常に重要です。最悪シェルのサイズからサイズアウトして本体に入らない可能性があります。必ずBoxyPixel公式のバッテリーに関する注意事項を熟読して選定してください。

私はAmazonで下記のバッテリーを選定しましたが、Aliexpressなどの方が安く手に入りそうでした。

縦×横×高さの3寸法が40mm×50mm×5mm以下なら問題ないかと思います。よくわからない場合はBoxyPixel公式が推奨している型番のリチウムイオンバッテリーを使用してください。
本体画面の液晶パネル

こちらは液晶パネルを交換する必要がある人だけ購入すればOKです。もとのiPodの画面を流用する場合は購入する必要はありません。
カスタマイズの詳細
こちらの記事で解説しています。

RockBoxの導入について
後日記事にします
実際の使用感

この手に馴染む感じが本当に最高すぎる…
今回はMINのキットを購入しましたが、純正のiPod Classicの薄型よりは厚くなります。厚さでいうとだいたい14mm程度の厚さ。純正が10.5mmなので3.5mm厚みが増しています。これでも薄型キットなんですけどね。正直そんなに気になりませんし、むしろ手に持った時の厚みが逆に重厚感醸し出してくれるので、これはこれでかなりありです。
重さも109.5gで、純正が140g程度だったことを考えると、約30g程度軽くなっています。メタルシェルにしたのに軽くなるなんて最高ゥゥゥ❤。軽いのに見た目からくる重厚感。
MINでこの重厚感が出るとなると…絶対にMAXのキットも買わねばならぬと決心しました。再販を気長に待ちたいと思います。
Bluetooth接続による音楽再生は確認できました。ただし、私の環境では、音量を上げたときにノイズや音の粗さが気になる場面がありました。
現時点では原因を切り分けられていないため、メタルシェルによる電波への影響なのか、接続するイヤホンとの相性なのかは断定できません。使用するイヤホンや音量設定を変えながら、引き続き確認していきます。
個人的に嬉しかったことが分解のしやすさです。純正のiPodって本当に分解が大変です。一度フロントパネルと背面シェルを閉じると、なかなか開けるのが面倒かつ力が必要です。
それに比べてBoxyPixelのiPod Classicは背面にパネルをネジ止めしているので、ネジさえ外せば簡単に基板や液晶にアクセスできます。

あとから何かしらボタンを変えたい、ちょっとメンテナンスで清掃やバッテリー交換したいと、すぐにできるのは本当にありがたいです。
まとめ
令和の今、わざわざiPod Classicを改造して使う。今回実際にカスタムしてみて、これは単に古いものを懐かしむだけではない楽しさがあると感じました。
中古ショップやメルカリ等で液晶が壊れたジャンク品を見つけて、AliExpressなどで購入した交換用の液晶で修理する。そこにメタルシェルへの換装も加えれば、ただ動くように直すだけでなく、見た目も手に取ったときの質感も、自分好みの一台に仕上げられてテンションが爆上がりし、一人でAppleの発表会のようにプレゼンをし始めます。
さらに、USB Type-C充電やBluetooth接続、ストレージのSDカード化まで取り入れることで、使い勝手も今の環境に合わせて変えられます。外装をきれいにして飾っておくのではなく、普段から音楽を聴くための道具として、これからも使っていける。ここまで手を入れられるのが、iPod Classicのカスタムの面白いところです。
そして本当にBoxyPixelには、このキットを販売してくれたことに感謝しています。

本当に、買ってよかったと思える最高のiPod Classic用メタルシェルでした。
2026年9月22日現在、MIN・MAXともに新規の予約受付は行われておらず、必要な部品を確保してから在庫販売を再開する予定と案内されています。再入荷は11月頃が目安ですが、確定ではありません。
今回のMINが気に入ったので、MAXも購入できるようになったら手に入れるつもりです。その際は、厚型ならではのサイズ感や使い勝手も改めてレビューします。
BoxyPixelではこれまで、GBA SPのシェルやGBAのカートリッジケースなど、さまざまなメタルパーツを購入してきました。届いたパーツを手に取るたびに幸せな気持ちになれる。それが、何度もこのショップで購入している理由です。今回のiPod Classic用シェルも、そんな期待に応えてくれる一品でした。
これからも応援していきたいですし、メタルシェルが好きな方には、ぜひ一度チェックしてほしいカスタムパーツショップです。



コメント